営業

脱炭素が求められる時代。CO2の大幅削減を可能にする「ヒートポンプ」を世界に届ける

INDEX 目次

金田 堅治

2007年に入社した金田 堅治。現在は、ヒートポンプ・エネルギー営業部営業室で、産業用ヒートポンプの販売やマーケティングを担当しています。仕事のやりがいは「世界に自社製品を普及させること」と語る金田が、今どんな思いをもって仕事と向き合っているのか、話を聞きました。

世界的に注目を集める「ヒートポンプ」を広く普及させていくというミッション

──はじめに、金田さんの今の仕事について教えてください。

私が所属しているのは、「ヒートポンプ・エネルギー営業部営業室」という部署です。この組織のミッションは、ヒートポンプ製品に関するお問い合わせの対応から売買契約の締結、製品の納入まで一貫して対応することです。私は営業室長として主に部署全体のマネジメントを担っています。

──ヒートポンプとは、どのような機械なのでしょうか?

ヒートポンプは、「熱は高い方から低い方に移る」「冷媒(=熱を移動させるために使う物質)は、圧縮すると高温高圧になる」「冷媒を膨張させると低温低圧になる」という性質を利用して、温水や冷水を生成する設備です。

熱を「作る」のではなく「移動させる」仕組みのため、少ない電力や燃料で大きなエネルギーを得ることが可能であり、ランニングコストを大きく抑えることができるというメリットがあります。

また、ヒートポンプは、ガスや石油を使用する燃焼方式と比較して、エネルギー発生時に二酸化炭素の排出を大幅に削減できることも大きな特徴です。地球温暖化が進む中、脱炭素に寄与することが期待できるため、世界的に大きく注目を集めています。

──ヒートポンプは、実際にどのような場所で使われているのですか?

一般家庭で使用されている、エアコンや電気給湯機といった家電もヒートポンプです。また、商業施設、病院、ホテルなどの業務用空調や給湯システム、工場の製造プロセス等の産業用にも活用されています。その中でも、当社の場合は産業用や業務用の比較的大容量の製品を製造・販売しています。

──産業用や業務用の製品を扱っているとのことですが、納入先について伺えますか?

産業用は、電気製品・半導体・化学・食品・自動車などの業界が多いですね。そうした業界のメーカーの工場で当社のヒートポンプは広く使われています。また、業務用は、高層ビルやショッピングモール、研究施設など、規模が大きい建物にも数多く導入されています。

──金田さんご自身のお仕事について伺います。部署の管理職という立場とのことですが、具体的にはどのような業務を担当しているのですか?

「ヒートポンプ・エネルギー営業部営業室」は、現在10名が在籍しています。私は営業室長として、部署全体の数値管理に加え、所属しているメンバーの活動の管理およびフォローを担っています。

マネジメントだけではなく、私自身がお客様と接する機会も多いです。取引先は主に日本全国にあるので、各地に出張して製品の説明や商談に臨むこともよくあります。また、製品の拡販やマーケティングのために、海外へ足を運ぶこともありますね。

──海外で仕事をされることもあるんですね。海外からの引き合いは多いのでしょうか?

現状では東アジアや東南アジア地域、具体的には韓国、台湾、ベトナム、タイ等で当社の製品が稼動しています。国内で取引のある日系企業が海外で工場を設置する際、私たちがお手伝いするケースが多いですね。

それに加えて、最近では海外の企業から直接お問い合わせをいただくことも増えてきました。世界的にヒートポンプの需要が拡大していると感じています。

──マーケティングの一環として海外に行くこともあるそうですが、どのような内容なのでしょうか?

海外で開催される、各メーカーが出展する展示会の視察が主な目的ですね。ヒートポンプという設備は、世界の様々なメーカーが開発しています。当社としても競合他社がどのような製品を開発しているのか、どのような製品に人気が集まっているのかを把握しておく必要があるため、展示会に足を運んで直接確認します。

展示会の視察は、ドイツを中心としたヨーロッパが多いです。また、情報収集という観点では中国のマーケットにも注目しています。

安定よりもチャレンジを選択して、新しいフィールドに飛び込む

──金田さんは中途入社とお聞きしましたが、以前はどんな仕事をされていたのですか?

以前の職場は素材メーカーで、営業を担当していました。基本的には、自社で製造している各種素材を、お付き合いのあるお客様に対して、必要に応じて販売するというイメージですね。

──転職を考えるようになった理由や背景を教えてください。

仕事自体は順調で、若いうちから重要な仕事も任されるようになっていました。気持ちにも余裕が生まれ、「このままこの会社で働いていくのも悪くないな」と思いましたが、その一方で「営業としてもっとチャレンジしてもいいんじゃないか」という気持ちも芽生えてきました。

自分の能力を最大限に発揮せずに仕事人生を終えたら、将来的に悔いは残るかもしれません。「だったら、もっと手応えを感じられる環境で働こう」という結論に至り、転職を決断しました。

──転職活動の時には、どんな軸で会社選び・仕事選びをしていましたか?

「日本国内だけではなく、海外で活躍できる機会がある会社で働きたい」という気持ちは強く持っていました。また、どこにでもあるようなものではなく、その会社にしかない特色ある製品を持っているかどうかも重視していました。

未知の仕事でも、積極的に多くの場数を経験することで自分のものに

──この仕事を始めた頃、大変だった点などがあれば教えてください。

全く違う分野からこの仕事に飛び込んできたため、何も無い状態からのスタートでした。取り扱う製品の知識の習得はなかなか大変で、取引先など人間関係の構築にも苦労しました。

こうした苦労を乗り越えるためには、とにかく勉強をすることと、場数を踏むこと以外にはありません。営業の傍ら、時間を見つけては製品について学び、できるだけ多く提案や商談の機会を持つようにしました。このような努力を重ね、少しずつできることを増やし、自信をつけていきました。

──お仕事について色々お聞きしてきたのですが、金田さんが仕事をする上で大切にしているのはどんなことですか?

「一緒に仕事をする人たちから信頼を得ること」が、何より大切だと思います。営業という仕事に求められる素養は、社交的であることや、喋りが上手であることといったイメージがあるかもしれません。でも、お客様はこちらの仕事に対する「姿勢」を見ているものです。「この人なら大丈夫」と思ってもらえなければ、大切な仕事は任せてもらえません。

たとえば、お客様とのやり取りの中で、約束の期限を絶対に守る。お客様からのご要望にできるだけ早く対応する。こうした基本的なことを愚直に続けることが大切です。こうしたことの積み重ねで、たとえ話し上手ではなくても、きっと信頼を勝ち取ることができると思っています。

グローバルに活躍するチャンスが大きく広がっている

──仕事以外のこともお聞きしたいのですが、プライベートの時間はどんなことをして過ごしていますか?

旅行に行くことが好きなので、タイミングを見つけては出かけています。以前は海外にも行っていましたが、仕事で行くことが増えてきたので、最近は国内旅行が多く、家族と一緒に温泉へ行ったりしています。旅行でリラックスすると、仕事への活力も湧いてきますね。

──金田さんは、どのような人と一緒に働いてみたいと考えていますか?

私たちの部署は、若い世代が多く、早くから責任ある仕事を任されるチャンスがあります。だから、やってみたいことがあれば積極的に手を挙げてほしいですね。また、私自身がヒートポンプとは無縁の業界で働いていたこともあり、異業種からのチャレンジでも問題ないと考えています。

──最後に、未来の後輩たちにお勧めするコベルコ・コンプレッサのアピールポイントはどんなところですか?

世界的に脱炭素へ向かっている中、ヒートポンプの需要が高まっている状況です。当社のヒートポンプは、性能面において他社と差別化ができている製品であると自信を持って言えます。これから先、ヒートポンプの分野は事業拡大が期待されているので、活躍の場も大きく広がっていくと考えます。

また、海外展開も進んでいくことが見込まれています。海外に行くチャンスもあるので、世界を舞台に仕事をしたい方には適した環境だと思います。

──ありがとうございました!

※ 記載内容は2025年2月時点のものです

【ポイント】

① ひと言でいうと、ヒートポンプは「温水や冷水を生成する設備」。熱を「作る」のではなく「移動させる」仕組みのため、少ない電力や燃料で大きなエネルギーを得ることが可能であり、ランニングコストを大きく抑えることができる。

② 「海外で活躍できる」「特色ある製品を持っている」という軸で会社選びを行った結果、コベルコ・コンプレッサへ入社。現在は、日本全国のお客様と関わりつつ、製品の販売やマーケティングのため海外に足を運ぶこともある。

③ ヒートポンプは世界的に脱炭素に向かっている中、需要が高まっている。これから先も事業拡大が期待されているので、海外展開を含め活躍の場は大きく広がっていくと思われる。