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「メーカーの工事部門」という稀有な仕事。一気通貫型で、お客様のニーズに誠実に応える

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矢野 美成

2021年にコベルコ・コンプレッサに中途入社した矢野 美成。システムエンジニアリング部 工事グループで、お客様の現場に立ち、見積から施工までの業務を一貫して担当しています。上流から下流まで、大きな裁量権を携えて工事に関わる毎日の中、誠実な姿勢でお客様の期待に応えていく矢野の思いに迫ります。

大型機械の設置工事を担うべく、さまざまな工場に足を運ぶ

──はじめに、矢野さんの今のお仕事について教えてください。

はい。私は現在、国内営業本部 システムエンジニアリング部 工事グループに所属しており、リーダーを務めています。

システムエンジニアリング部は、当社製品である「大型オイルフリーコンプレッサ」を拡販するための部署です。コンプレッサというものをご存じない方が多いかもしれませんが、どのような工場にもあるものづくりに欠かせない機械です。

大きく分けて、油が入っているものと、入っていないものの2種類があります。私が携わっている大型オイルフリーコンプレッサは、油が入っていない大型の機械。サイズが大きい分、能力も高いのが特徴です。

──大きくて高性能な機械を扱う部署なのですね。矢野さんが所属している工事グループは、どのような仕事を担っているんですか?

工場に機械を設置するためには工事が必要であり、その工事を担っているのが私たち工事グループになります。

仕事は、一般的な工事会社の仕事と大体同じです。現地調査、見積作成、現場施工図の作図、部材の積算発注、工事業者の手配、現場管理業務などですね。上流から下流まで、さまざまな業務を担当しています。オイルフリーコンプレッサが色々な工場に導入されているため、半導体メーカーや食品メーカーなど、色々な業界の工場での仕事があります。

──産業機械というと、電気消費量が多く、排熱もあるものなので、近年では環境配慮に対する要望が高まっている印象があるのですが、実際はどうでしょうか。

そうですね。どのような業界のお客様もSDGs、カーボンニュートラルを強く意識していると感じます。その一方で、電気代の高騰といった背景もあり、省エネについての関心は高まっていますね。

メーカー自体が工事部門を持っているという珍しさに惹かれて入社

──矢野さんは2021年11月に中途採用で入社されていますが、転職を決めた経緯を教えてください。

前職でも施工管理の仕事をしていました。1級管工事施工管理技士の資格を取っていたのですが、この資格を活かしてキャリアの可能性を広げていきたいと考え、転職を考え始めました。

コベルコ・コンプレッサを選んだ理由は、メーカーの工事部門に惹かれたからです。建物を建てる仕事はたくさんありますが、メーカーが自社製品を納品するための工事を担当する仕事というのは珍しく、他にはないキャリアを描けるのではと考えました。話を聞いてみると、施工管理における裁量が大きく、私の経験や資格も歓迎してくれました。

業界的にもトップシェアを争うような会社なので、やりがいのある仕事ができそうだと思い、入社を決意しました。

──実際に入社しての感想はいかがですか?

教育などのサポートが充実しているとともに、若手に裁量を与えてくれる会社だと感じています。入社後、まずは研修を受けて現場に配属されましたが、上司や先輩に教えてもらいながら工事部の仕事とはどんなものかを学びました。1年くらい勤務して仕事に慣れてきたタイミングでリーダーに昇進し、今は色々な仕事を任せてもらっています。

──この仕事の肝となるポイントはどんなところだと思いますか?

スケジュール管理ですね。見積や施工図作成、納入部材の手配、工事管理から図書の作成など、多くの業務があって、複数の関係者がいるため、予定をうまく調整する腕が求められます。遠方のお客様先で仕事をすることもあるため、新幹線やレンタカーの手配といった仕事もあります。

あとは、製品知識のインプットも大事ですね。私たちは工事関連業務を担う部署にいますが、顧客からするとメーカーの一員です。製品知識を持っていて当然と見られますから、何か聞かれたときに正確に細かく把握できていなければ不信感につながりかねません。前職と比較して、発言にいっそう責任が出てきたと感じます。

そこで役に立っているのが社内研修制度です。また、直接工場に行って製品を見られる環境というのも良いですね。製品の実物を見ることで、サイズ感や重さなどのイメージがしやすくなります。聞けば親切に教えてくれる人が多いので、製品知識が豊富な営業メンバーから教わることも多いです。

信頼を得るために社内とも連携。裁量を持って動けるのが面白い

──高まる需要に応えられる仕事だと思うのですが、仕事で気をつけているポイントを教えてください。

当然ではありますが、工事関係のコンプライアンスを遵守することを徹底しています。具体的には、建設業法の対応、有資格者の配置ですね。現場での施工品質を管理したり、安全を管理したりすることも大切です。誠心誠意、工事案件に取り組むことで、お客様と信頼関係を構築することを意識しています。

信頼関係の構築は社内の方たちに対しても大切です。私たちは工事のスペシャリストであり、社内から工事に関する相談を受けることも少なくありません。お客様への提案や納品はコベルコ・コンプレッサとしての連携が欠かせませんので、営業から引き合いの連絡をもらったら、一緒にすぐに現場を見に行って「ここならこういう施工ができる」などの具体的な話ができるようにしています。

営業が案件を持ってきてくれるから、私たちの仕事があります。もし私たちが信頼を損なったら、営業にまで影響を及ぼしてしまいます。会社の利益のためにも、社内の連携はいつも意識しています。

──今の仕事をしていて、成長を感じられたエピソードを教えてください。

秋田県で行った工事ですね。狭いスペースに機械を出し入れする業務がありました。入れようとすると部屋の何かしらが干渉してしまい、先に進めないんです。どうにもならなかったため、施工手順を変更し、一部の機器を別の場所に設置することを提案して解決することができました。問題がないように準備していても、現場で想定外のことが起きることはあり、対応力が試される出来事でした。

この仕事を続けるうちに身についたのは、決められた期間内で業務を遂行できるように、細かく気を回すスキルです。懸念事項があればお客様に迅速に申し出て、先んじて答えをもらうという「気づく力」はかなり鍛えられたかなと思います。広範囲の物事を自分で決められる環境は、責任が伴いますが成長できる環境でもあると感じています。

お客様から「この会社に任せれば大丈夫」と思っていただけるように

──今の仕事のどのような点にやりがいを感じますか?

大きなお金が動き、場合によっては数年間のお付き合いになるこの期間、すべての業務を自分自身で段取りできるところにやりがいを感じています。裁量があり、自分の動きが仕事にかなり反映されるので身が引き締まる思いはあるのですが、同時に良い成長機会をもらっているとも思っています。

──オフの日の話もお聞きしたいのですが、お休みの日はどのように過ごされていますか?

休日は草野球に行くことが多いですね。もしくは、家族と小さな旅行をしています。今度、長期の休みがとれたら、ちょっと遠出をしたいなぁと考えています。当社は事前に休みたい日程を伝えておけば調整してもらえる環境です。休みはかなり取りやすいので、プライベートも大切にしながら働くことができますよ。

──最後に、今後の目標について教えてください。

そもそも世間一般的に当社はメーカーというイメージが強く、工事までやっているということをご存知の方が少ないと思います。まずはお客様に知っていただけるように努力を続けますが、合わせて「工事もこの会社に任せれば大丈夫」と太鼓判を押してもらえば、さらに次の案件にもつながっていくと思うんです。施工技術力があるとアピールして、他の顧客への水平展開を実現していきたいですね。

そのために、高い品質の工事を提供できる施工監理技術者を目指します。いつか、KOBELCOブランドを向上できるような存在になれるよう、引き続き頑張っていきたいと思います。

※ 記載内容は2024年1月時点のものです

【ポイント】

① 大型の産業機械を取り扱っているため、納品には工場へ機械を設置するための工事も含まれている。中でもメーカーの工事部隊という仕事は珍しく、他にはないキャリアを描けると感じている。

② 教育などのサポートが充実しているとともに、若手に裁量を与えてくれる。1年くらい勤務して仕事に慣れてきたタイミングでリーダーに昇進し、色々な仕事を任せてもらえるようになった。

③ 事前に休みたい日程を伝えておけば調整がしやすい環境。休みはかなり取りやすいので、プライベートを大切にしながら働くことができる。