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モットーは「GIVEの精神」。お客様との信頼を積み重ね、冷凍機のシェア拡大を目指す

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千葉 竜希

2019年に神戸製鋼所に入社し、現在はコベルコ・コンプレッサでマーケティング・海外本部で冷凍機営業を担当している千葉 竜希。トップシェア獲得と維持のために、国内外の市場を相手に日々奮闘しています。お客様の信頼を積み重ねるべく、常に熱く誠実に向き合い続けてきた千葉の姿に迫ります。

食品、物流、水産、医薬品。現代社会に欠かせない分野に関われる醍醐味

──まずは、所属部署の概要とお仕事について教えてください。

私が所属しているマーケティング・海外本部は、国内及び海外における営業、アフターサービス対応、マーケティング・新規事業開発まで、幅広い業務を担っている部署です。中でも私が所属している冷凍機営業室は、コベルコ・コンプレッサが提供している冷凍機に関わる全ての仕事を担っています。東京と大阪のチームに分かれており、東日本エリアと西日本エリアを分担しています。

現在、私は二つの仕事を任されています。一つは、東日本の営業担当。これは北海道から関東までのお客様を担当するものです。もう一つは海外事業。台湾エリアをメインに、営業やサービス、マーケティングなどを一人で担当しています。

──担当されている冷凍機とは、どのようなところに使用される製品なのですか?

冷凍機は産業機械の一種で、ものを冷やしたり、冷凍したりするための機械です。家庭用冷蔵庫の規模を大きくして工場で使われているものと考えてください。そのため、冷凍食品、アイスクリーム、食肉、水産など、食に関わる企業がお客様です。意外なところでは、物流倉庫、化学プラント、自動車のエンジンの試験装置、医薬品工場でも使われており、冷却のプロセスが発生する多様な業界でも活躍しています。

当社の冷凍機は、ガスなどを圧縮して冷やす工程までを担うもので、冷凍機で冷やしたガスとの熱交換を行う「熱交換器」を活用するなど、他の装置と組み合わせることで機能を発揮します。そのため、お客様の設備全体を構成していくには、設備業者やエンジニアリング会社の方々との協力が欠かせません。

──仕事のどんなところに面白さややりがいを感じられますか?

やりがいを感じるのは、当社の冷凍機が使用されている様子を見た時ですね。納品のタイミングで、実際に冷凍機が稼働している現場に赴くことがあるのですが、実際の製造現場で当社の冷凍機が使用されている様子を見るのは嬉しいです。工場内で不可欠な存在として活躍している様子を見ると、自分の仕事が食品、物流、水産、医薬品といったさまざまな産業に貢献できていることを感じられます。

機能を試す「試運転」のために現場に行くケースもあります。試運転は、我々にとって一番緊張する瞬間でもあります。周辺機器との兼ね合いで上手く動かないこともあるので、順調に動き出した時はホッとしますね。

自ら志望して海外事業も担当。熱量を伝えれば、若手でも任せてもらえる


──千葉さんの入社理由を教えてください。

私の祖父や父は、専門性を活かして国際社会と関わる仕事をしていました。そんな背中を見て育ったこともあり、「専門性を磨き、世界をフィールドとして活躍したい」という思いがあったんです。そのため、大学では国際政治を学ぶゼミを専攻したり、欧州へ海外研修に行ったりして、知識や経験を積みました。その中で、「世界における日本のプレゼンスを自分の手で高めたい」という思いが強くなり、「made in Japanの製品に携わりたい」という目標が明確になっていきました。

すばらしい製品を作っているメーカーは日本中にたくさんあるのですが、神戸製鋼所を選んだのは独自技術を有しているところに着目したからです。もともと幼少期からバスケットボールをしていて、チームで何かを成し遂げることが好きだったため、チームで会社全体の目標を追いかけられる社風や働き方も自分に合っていると思いました。その後、KOBELCOグループの再編による事業の移管に伴い、コベルコ・コンプレッサに転籍することになって今に至ります。

──入社してから現在までのお仕事について教えてください。

まずは、大阪支社でアフターサービスの営業を担当しました。尊敬する先輩に営業のやり方を一から教わったあと東京へ異動し、冷凍機の営業として勤務。東京に来てからは、お客様の雰囲気が変わり戸惑った時期もあったのですが、なんとか慣れていきました。

その後、希望を出して海外営業として台湾エリアを担当させてもらうことに。若いうちから海外担当になる例は少なかったらしいのですが、やりたいという思いを一生懸命に伝えたら任せていただくことになりました。

コベルコ・コンプレッサには若手でも挑戦できる環境があります。台湾での仕事は、商慣習や法律関係が異なるため苦労することも多いのですが、台湾は当社としてはこれから開拓していくべきエリアのため、責任を感じつつ頑張っていきます。

工場全体に関わる冷凍機を扱う緊張感。信頼を得るために幅広い視点で考え対応する

──この仕事をしていく中で、印象的だった出来事はありますか?

入社2年目の終わり頃にあった、あるお客様のトラブル対応ですね。この経験は大きな学びになりました。

お客様から連絡をいただいた時、期末の忙しい時期だったこともあり、誰も手が空いていない状況でした。いつもならトラブルが発生したときは、先輩についてきてもらったり、工場と相談したりして進めるのですが、そういった対応がすぐにできる状況ではありませんでした。とはいえ、トラブル対応が遅れてはお客様の設備を止めてしまうことにもなりかねないため、「自分一人で解決するしかない」と思いました。

お客様から情報を聞くだけでは100%判断ができなかったので、あらゆる可能性を想定しながら、必要な対応や部品を考え用意して、現場に急行。どうなることか冷や冷やしましたが、その場で明確な原因を見つけて、その日のうちに直すことができました。

その後、お客様への説明まで全てを一人で対応。「これまで先輩から教わった知識や経験が自分の力になっていて成長している」と感じられた瞬間でした。

──「学びがあった」とおっしゃいましたが、具体的にはどんな学びだったんですか?

私たちが提供している冷凍機はお客様のものづくりに大きく影響する機械です。故障すると、工場全体がストップしてしまったり、凍結した品物が溶けてしまったり、場合によっては億単位の損失を生むことにもなるため、トラブルはすぐに対応することが必須です。

これ以来、次の三つのことを自分に問いかけながら仕事をするようになりました。一つめは「あらゆる状況を想定したか?」。二つめは「どんな優先順位をつけたか?」。三つめは「何を根拠に決断したか?」。これらを意識し、優先順位をつけて対応することが大事だと思うようになりました。

冷凍機はさまざまな装置の関係者が関わるため、幅広い視点を持ちながら、迅速に対応することが大切です。あらゆる状況を想定しながら決断していくには、「自分の担当領域は設備の一部でしかない」という考えはなく、設備全体に対して当事者意識を持って臨む必要があります。すると、本当に求められている対応の形が見えてきて、ユーザーだけでなく関係者からも信頼を得られると考えられるようになりました。

何かを成し遂げたいと思ったら、まずは相手の要求を満たしていく

──これからどんなことにチャレンジしてみたいですか?

新規開拓など、何か新しいことをゼロから始めてみたいと考えています。コベルコ・コンプレッサはこれまでは先人の努力をベースに信頼を積み、事業拡大をしてきました。

しかし、昨今は環境問題などが取り上げられるようになり、社会が大きく変わろうとしています。これまで実績の少ない国や地域に対しての営業や、新しい需要の掘り起こしに力を入れるなど、今後の冷凍機事業を成長させる礎を築くべく貢献していきたいと考えています。お客様との関係をより強固にすることで、いっそうシェアを伸ばしていけたらうれしいですね。

──仕事をする上で大切にしていることを教えてください。

「己達せんと欲して人を達せしむ」という言葉を常に胸に留めています。これは論語にある言葉なのですが、「自分が何かを成し遂げたいと思ったら、まずは相手の要求を満たすことが大切」という意味です。

この仕事において、一人で完結できることは一つもありません。お客様も含めて社内外の関係者と協力することで、初めて成し遂げられる仕事ばかりです。営業はお客様に「お願い」をすることが多いですが、それよりも努めて相手に「GIVE」することを心がけて、寄り添っていきたいです。

実際、私の上司や諸先輩方は、協力会社の現場対応をサポートしたり、機械のトラブル時に自ら現場にかけつけて的確な指示を出したり、お客様のご要望を可能なかぎり叶えるために考えて動いています。そうすることでお客様からの信頼を得られるというのを間近で見てきたので、私もその姿に近づけるよう日々邁進していきます。自分にできることを少しでも探して、協力していければと思います。

──冷凍機営業のキャリアが長いですが、自身の成長を感じる瞬間はありますか?

冷凍機にずっと携わってきた分、周囲よりも知識や経験があります。最近は上司や先輩から「ここを教えてほしい」と言われることも増えてきました。今までは教えてもらう立場でしたが、「培ってきたものが、少しずつ周囲の役に立てるレベルに到達してきている」と感じます。

──どんな方がこの仕事に向いていると思いますか?

「自分に求められていることは何か」、「自分に今できることは何か」を考えて行動できる人に向いている仕事だと思います。最初は分からないことばかりで自信が持てないのは当たり前です。でも、コベルコ・コンプレッサの上司や先輩は親切な方が多いので、質問すれば丁寧に教えてくれます。

自発的に丁寧に取り組めば、最初は分からないことや心配ごとがあっても、改善しながらスキルアップしていける環境だと思います。物事に対して誠実に向き合える方が仲間になってくれたらうれしいですね。

また、当社は福利厚生が充実していて、働きやすさの面でもおすすめです。特に、住居に関わるサポートが手厚く、忙しく働いていても帰ったらリラックスできる場所が確保されているので、安心して毎日頑張れます。この記事を読んで、コベルコ・コンプレッサや冷凍機の営業という仕事に興味を持ってくださったら嬉しいです。

※ 記載内容は2023年12月時点のものです

【ポイント】

①千葉が担当している冷凍機とは、食料品、水産、物流、化学、自動車、医薬品など、さまざまな分野で活躍している機械。

②かねてから希望していた海外営業として台湾エリアを担当することに。今後開拓していくような市場であっても、積極的に若手に任せてもらえる環境がある。

③仕事をする上で大切に考えているのは、「自分が何かを成し遂げたいと思ったら、まずは相手の要求を満たすことが大切」という姿勢。