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社内外から頼られる存在を目指して。志高く持つ若手サービス営業社員

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岸本 泰裕

2020年に入社し、北陸営業所に所属している岸本 泰裕。サービス営業として、エアコンプレッサのアフターサービスやトラブル対応を担当しています。人の役に立ちたいという思いで、お客様と社内をつなぐ日々を送る岸本に、サービス営業という仕事のやりがいや今後の展望を聞きました。

お客様の声に耳を傾け、最適解を提案する「サービス営業」の魅力

──まずは、岸本さんが現在担当されているお仕事について教えてください。

国内営業本部 西日本営業部 近畿支店 北陸営業所で、サービス営業を務めています。主な業務は、お客様に導入していただいたエアコンプレッサのアフターフォローです。

エアコンプレッサとは、簡単に言えば、自転車の空気入れのような製品です。工場の駆動エアとして使われるケースが多く、車を塗装する際のエアブローやベルトコンベアなど、工場の中でさまざまな用途で使われています。色々なところで当たり前のように使われていることから、「工場内のインフラ」と呼ばれるような存在です。

私の仕事は、当社開発のエアコンプレッサを導入した後のメンテナンスを、工場向けに提供することです。といっても、修理作業はサービス部門の方たちにお願いするので、「メンテナンスの窓口」としてお客様と常に接点を持ちつつ、何かあったときに一番最初に声をかけていただく役割を担っています。

そのため、普段はエアコンプレッサが導入されている工場に訪問することが多いです。1年に1回の定期メンテナンスのタイミングでこちらからお客様にアプローチすることもあれば、お客様からお声がけをいただいて訪問することもあります。

また、当社のエアコンプレッサは、省エネレベルが高いのが特徴です。最近は電気代の高騰や、二酸化炭素削減への意識向上の影響もあって、省エネについてお客様からご相談を受けることも多くあります。

── 一緒に働かれている北陸営業所のみなさんはどんな方たちですか?

事務所のメンバーは、所長、事務員、私の3名。親会社である神戸製鋼グループのメンバーが3名です。私は最年少にあたりますが、数字的にも、仕事量的にも、しっかりと裁量をもらっています。

──このお仕事をしていて、やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

やはり、お客様から感謝の言葉をいただけるときですね。エアコンプレッサにトラブルが発生したとき、自分の行動や提案によってお客様が抱えている問題が解決し、無事に工場が稼働できたときには「やった!」という思いが湧いてきます。

常日頃、お客様の要望を踏まえてベストな提案ができるように意識しているのですが、そうした努力が実になって自分の成長に繋がっていると感じられます。自分の考えで仕事を進められることが増える成長実感が、仕事のモチベーションにもなっています。

オンラインからオフラインへ。実機に触れる中でコンプレッサの理解を深める

──岸本さんは、どんな学生時代を過ごされていたのですか?

幼少期から高校時代まで剣道一筋でした。大学に入ってからはアーチェリーを始めて大会に出ていました。サークル活動に熱中しているタイプの学生でしたね。

専攻は生物系で、今の仕事とは全く畑違いなことを学んでいました。就職活動の時に考えていたのは、「誰かを支える仕事をしたい」ということでした。また志望職種は営業職で、理由は人と接する仕事のほうが色々な刺激を受けられそうですし、新鮮味があって面白そうと感じたからです。

そんな時に、部活動をしている学生向けのイベントに参加し、コベルコ・コンプレッサを知りました。事業内容への興味、充実した福利厚生制度のほか、面接時に感じたあたたかい雰囲気に惹かれ、入社を決めました。

──岸本さんは2020年のコロナ禍での入社だったと思いますが、いかがでしたか?

在宅勤務で新入社員研修を受けました。ビジネスマナーについて学んだり、エアコンプレッサの知識を身につけたり、基礎的なことを勉強していく形です。でも、業務に関する感覚をオンラインで掴むのは難しく、最初は不安がありました。内定式を通じて同期との繋がりができていたので、お互いに質問をしたり、相談し合ったりしながら、コミュニケーションを取って過ごしていました。

会社に出社したのは、入社して半年経った頃です。近畿支店配属になり、社員の皆さんと初めて顔合わせをしたときは、嬉しさ半分、緊張半分だったことを覚えています。出社して良かったのは、エアコンプレッサの実機に触れられたことです。新入社員研修時は製品のイメージが湧かなかったのですが、工場の中で実機を見て、空気圧縮の流れを知ることで、製品理解が進みました。やはり実物を見ることは大切ですね。

近畿支店にいた2年間は、サービス工場を担当し、上司や先輩と一緒に現場を回りながら、お客様への提案の仕方やトラブル対応の仕方などの細かいノウハウを教えてもらいました。鮮明に覚えているのは、整備した後の試運転の際に、設定が上手くいかずにコンプレッサが作動しなかった時のことですね。普段は冷静な上司が焦っているのを見て、私も冷や汗をかきました。

結果として問題はすぐに解決したのですが、ものづくりをしているお客様にとって重要な機械を扱っていることをあらためて実感した出来事でした。

橋渡し役として、社内外との関係性を築いていく

──入社3年目で北陸営業所に異動されましたが、これまでの支店とどんな違いがありましたか?

北陸営業所へ異動となってからの大きな違いは、一人で複数の担当企業を持つことになったことですね。その前の近畿支店では上司や先輩と一緒にお客様対応をする体制でしたので、「自分一人に複数のお客様を任せてもらえる」のは初めての経験でした。責任を感じましたが、裁量が広がったことは嬉しかったです。

また、見積りを作る量にも驚きました。近畿支店の時は見積りを作成する機会がそれほど多くありませんでしたので、最初はどう対応していこうかと戸惑いましたね。でも、仕事を続けていく中で、作成時間の作り方や優先順位が分かってきて、少しずつ慣れていきました。

──北陸営業所で特に印象に残っているエピソードはありますか?

異動して1カ月くらい経った時のことですが、250キロのモーターが焼けてしまうというトラブルを経験しました。お客様の管理上の問題から起きた出来事だったのですが、今までにない大きなトラブルだったため原因究明に時間を要しました。

「自分一人の力で解決したい」!と思って頑張ったのですが、経験が少ない自分にはかなり難しい問題でした。結果、上司に助け船を出してもらうことが解決の近道になりました。

この経験で学びになったことが二点あります。一つは、トラブルが起きたらお客様とコミュニケーションをしっかりと取って方針を定めること。復旧を優先したいケースもあれば、原因を追求して対策をとるまで復旧しないケースもあるため、どちらが良いのか把握しておけば、その後の進め方を柔軟に変えることができます。この時は、方針が定まらないまま動いてしまった部分があり、反省点となりました。

もう一つは、適切に人を頼ることの大切さです。仕事には、自分がやらなければいけない仕事と、人の力を借りたほうが良い仕事があると思います。全てを一人で抱え込んでも解決できないことはありますので、抱え込みすぎずに人に頼る選択をすることも大切だと気付きました。北陸営業所はベテランの方が多いので、案件に応じてフォローいただきつつ、仕事を進めています。

──サービス営業の仕事をする上で大切にしていることはありますか?

「橋渡し役」となることかなと考えています。お客様にとっての窓口は営業担当になりますので、技術的な説明を求められる機会も多いです。その場合は、可能なかぎりお客様のご要望に沿った説明ができるように、社内の該当部署にヒアリングして準備した上で、お客様と話をするようにしています。

社外の人たちに対してはもちろんですが、社内の人たちとコミュニケーションを取ることも大切ですね。営業という仕事はお客様と社内の専門部署との間に立つため、悩みごとや困りごとを聞いて解決できる立場でもあります。

人の悩みを手助けすると、自分が悩んでいるときに手を差し伸べてもらえることもあったりするので、お互い様という気持ちで取り組んでいます。

貢献度の広さが魅力。入社後に製品知識を深めていける環境

──サービス営業という仕事にはどんな人に向いていると思いますか?

「人と関わるのが好きな方」や「理にかなった行動ができる方」が向いていると思います。人と関わる仕事というのが大前提にありますが、お客様への提案やトラブル対応は合理的に行動することができれば上手くいくことがほとんどです。私自身はまだまだ勉強中の身ですが、ロジカルに物事を考えられる方は、きっとスムーズに仕事を進められると思います。

エアコンプレッサは、空気を圧縮して連続して送り出すという、一見シンプルな機械です。でも、空気を圧縮するとどうしても高温になってしまったりと、そこで温度の管理であったり、油の管理であったりをしっかり設計する必要が出てきます。単純に見えて奥深い、そして幅広いところで活躍している機械だなと思います。

エアコンプレッサの知識や興味は、入社してから身につけられるものなので問題ないと思います。私も入社前まではまったく縁がなく、エアコンプレッサの面白さに魅力を感じたのは、実機に触れるようになってからです(笑)

そのため、コベルコ・コンプレッサのサービス営業の「仕事をする上で製品知識が必要」という点は不安に感じず、関われる人の多さや、貢献できる範囲の広さという仕事の魅力を感じていただけると嬉しいですね。

──最後に、岸本さんが描いている今後の展望を教えてください。

現時点では、最年少のサービス営業社員となるため、今後さらに成長して、みんなから頼られる存在になりたいなと思っています。そのために、今は任された仕事一つひとつにしっかりと取り組んでいきます。

※ 記載内容は2023年12月時点のものです

【ポイント】

①サービス営業は、「メンテナンスの窓口」としてお客様と常に接点を持ちつつ、何かあったとき一番最初に声をかけていただく役割を担っている。

②サービス営業の仕事では、「お客様とコミュニケーションをしっかり取って方針を定めること」と「適切に人を頼ること」が大事。 

③サービス営業という職種は「人と関わるのが好きな方」や「理にかなった行動ができる方」が向いている。またエアコンプレッサの知識は、入社してから身につけられるものなので、不安に感じる必要はない。