設計開発

製品を正確に作動させるために欠かせない「制御システム」の設計開発を担う

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德野 雄太

2023年にコベルコ・コンプレッサに入社した德野 雄太。現在は、技術・生産本部 技術部 メカトロ・IT室で製品に搭載される制御システムの設計を担当しています。仕事のやりがいは「自分たちの手で一から製品を設計開発できること」と語る德野が、今どんな思いで仕事と向き合っているのか、話を聞きました。

製品を正確に作動させるために欠かせない「システム制御」の設計開発を担う

──はじめに、德野さんの今の仕事について教えてください。

「技術・生産本部 技術部」では、主力製品であるエアコンプレッサや冷凍機、ヒートポンプの研究開発・設計を行っています。その中で私は「メカトロ・IT室」という部署に在籍しており、冷凍機とヒートポンプおよびその周辺機器における電気系のハードウェア・ソフトウェア開発を担当しています。

──エアコンプレッサ以外にも、様々な製品があるんですね。

当社の製品としてエアコンプレッサをイメージされる方は多いかもしれませんが、冷凍機やヒートポンプの製品開発にも力を入れています。冷凍機とは氷点下数十度の低温を作り出す機械で、冷蔵倉庫や冷凍装置などに導入されています。また、ヒートポンプは、冷凍サイクルで熱を移動させて冷水や温水を生成する設備であり、大規模な空調設備や工場などで使われることが多いですね。

──この仕事で期待されていることは何ですか?

私が担当している業務の一つに、制御システムの設計開発があります。これは、製品や周辺機器を作動させるために欠かせないもので、要求される機能を実現させられるように回路を設計し、プログラムを開発して機械に組み込みます。

近年、冷凍機やヒートポンプなどの製品は高機能化が著しく進んでおり、搭載した機能が正しく発揮されるかどうかは制御システムにかかっているため、制御システムの設計開発は非常に重要な役割となっています。

「エンジニアとしての成長」という欲求を叶えるため、転職を決意

──德野さんはキャリア入社とお聞きしましたが、以前はどんな仕事をされていたのですか?

以前に働いていたのは、世界トップクラスのシェアを持っているモータメーカーです。新卒で入社し、モータの新製品の製造技術や設計開発を11年間にわたり担当していました。

──転職を考えるようになった理由や背景を教えてください。

新製品の開発に取り組んだり、製品を設計したりと、ものづくりの醍醐味を感じられる職場でした。ただ、年数を重ねるうちに、違う分野のものづくりにチャレンジしたいという欲求が湧いてきたんです。「多くのことを経験して、エンジニアとしての知識を増やしたい、能力を高めたい」という気持ちが強くなって、転職を決めました。

──転職活動の時に、どんな軸で会社選び・仕事選びをしていましたか?

「機械メーカーであり、かつ完成品メーカーであること」を軸に会社を探しました。これまで手がけていたモータは何かしらの機械に組み込まれるもので、あくまで機械を構成する部品です。「新しい分野の経験を積むのなら完成品を手がけるメーカーで自分の力を試してみたい」という思いがありました。

その上で、待遇面や福利厚生、フレックスタイム制などの働きやすさの部分にも注目して、会社を絞っていきました。

──複数の企業の中からコベルコ・コンプレッサを選んだ理由は何でしたか?

エアコンプレッサをはじめとした様々な完成品を開発し、製造しているメーカーであることです。加えて、コベルコ・コンプレッサが取り扱っている製品は参入障壁が高いことを知り、「将来的にも安定した事業経営を続けていけそうだ」という期待もありました。

また、福利厚生が非常に充実しており、休暇も取りやすいと聞きました。「ここならば、オン・オフをきちんと切り替えて、前向きに腰を据えて仕事ができる!」と感じて、コベルコ・コンプレッサに入社を決意しました。

製品の機能や使いやすさは、現場のエンジニアによる試行錯誤の結果

──入社してみて、どうでしたか?

入社後は、現在の部署である技術・生産本部 技術部のメカトロ・IT室に配属になりました。その中で、製品開発における仕様要件定義やモータ・インバータの選定調査、開発品の評価検討といった幅広い業務を担当しています。キャリア採用ということで、早いうちから様々なプロジェクトに関わらせてもらっています。

──実際に仕事をする中で、前職とどのような違いを感じましたか?

前職で担当していたモータの開発は、納入先である機械メーカーから「こんなモータを作って欲しい」という要望を受けて始まります。そこから性能などの目標が提示され、担当者はそれに合わせて開発していくという流れが基本でした。

一方、コベルコ・コンプレッサでは、実際に製品を使用するユーザーからの要望はもちろんありますが、仕様にはエンジニアの意思を込めることが重要になります。自分たちで性能や使いやすさを検討し、提案して実装する。このように仕事を進めていくところが違いますね。

──現場のエンジニアの裁量が大きいんですね。

そう思います。自分のアイデアを製品に反映させることができるのは、エンジニアとしては面白く感じますし、仕事の魅力的な部分と言えます。自分の腕を試すことができるのでやりがいは感じますが、もちろんユーザーの期待に応えなければいけないというプレッシャーもあります。

──仕事の中で成長を感じられた体験はありますか?

IoTシステムの新規開発プロジェクトは印象に残っています。前職を通じて私はずっとハードウェアの開発が専門でした。そんな私がソフトウェアの開発にアサインされたんです。

ソフトウェアについて深い知識が無いため、「自分にできるだろうか?」と不安を感じながらのスタートでしたが、全体像を把握しながら体系的に整理したことやあらゆる情報収集、関係部署やメーカーとの密なコミュニケーションなどによって、思っていたよりも開発はスムーズに進み、予定通りにリリースすることができました。

経験したことがないことに取り組む場合、分からないことばかりで一歩を踏み出すのに勇気がいるかもしれません。でも、分からないなりに学習したり、周囲に聞いたりすれば何とかなるものです。エンジニアとしても多くの経験を得られたので、チャレンジすることはやはり大切だと学びました。

これからはプロジェクトをまとめるポジションで仕事をしていきたい

──お仕事について色々お聞きしてきたのですが、仕事をする上で大切にしているのはどんなことですか?

結果の原因や考え方の根拠を他人に伝えられる形で整理するようにしています。私たちは、常に多くの仲間や関係者と一緒に仕事をしています。

他の人にも情報を伝える機会も多いのですが、正確に情報を伝えるためにはまず自分自身がきちんと理解していなければなりません。伝えられる形にまとめておくことで情報が整理され、辻褄が合わない部分にも気づくことができます。さらに、アウトプットにも繋がるので、自身の中での理解度が高まり、より説得力のある説明ができます。

──仕事以外のこともお聞きしたいのですが、プライベートの時間はどんなことをして過ごしていますか?

休日は、趣味の釣りを楽しんでいます。就職してから始めたのですが、今ではすっかり私の生活の一部です。色々な魚を釣りますが、滋賀県の琵琶湖でブラックバスや、高知県まで磯釣りに行くこともありますね。最近は鮎の友釣りがブームです。

──自分のこれからのキャリアのために、挑戦してみたいことはありますか?

私はこれまで、エンジニアとして開発や設計など現場の業務を主に担当してきました。今後はプロジェクトの起案や管理といった業務に携わる機会が増えていくと思います。より責任あるポジションで、自社の製品開発にチャレンジする。そんなチャンスがあれば嬉しいですね。

──コベルコ・コンプレッサという会社には、どんなタイプの人が向いていると思いますか?

現状、コベルコ・コンプレッサの取引先は国内をベースとしていますが、海外にも積極的に進出しており、実際に海外企業との取引も増えています。そのため、「ものづくりの分野でグローバルに活躍してみたい」という意欲がある方は、楽しんで仕事に取り組めると思います。

また、熱回収/再利用やクリーンエネルギーの活用といった、カーボンニュートラルの実現やSDGsに貢献したいという方にも是非活躍していただきたいです。

──ありがとうございました!

※ 記載内容は2024年11月時点のものです

【ポイント】

①近年、冷凍機やヒートポンプなどの製品は高機能化が著しく進んでおり、重要視されているのが制御システム。搭載した機能が正しく発揮されるかどうかは制御システムにかかっているため、大きな仕事のやりがいを感じている。

②コベルコ・コンプレッサでは、ユーザーからの要望もあるが、製品の仕様は現場のエンジニアが決めていく。自分たちで性能や使いやすさを検討し、提案して、実装するところに魅力を感じる。

③海外にも積極的に進出しており、海外企業との取引も増えている。「ものづくりの分野でグローバルに活躍してみたい」という方は楽しんで仕事に取り組めると思う。